未経験からの転職は本当に可能か?
未経験者が求められる理由とは?
「未経験から本当にコンサルになれるのか?」
そう不安に感じる方は少なくありません。ですが、今のコンサル業界はむしろ未経験者を必要としている状況です。その背景には、以下のような業界動向と採用方針の変化があります。
多様な業界知見が求められている
従来のコンサル業界はMBAホルダーや戦略経験者が中心でしたが、DX・業務改革・サステナビリティなど新しい領域の拡大により、事業会社・SIer・金融機関などの実務経験が重宝されるようになっています。
急成長に伴う人材需要の増加
コンサル業界は、国内外で右肩上がりの成長を続けており、人材不足が深刻です。中でも20〜30代前半のポテンシャル層は育成前提での採用が進んでいます。吸収力、論理的思考力、成長意欲があれば未経験でも十分にチャンスがあります。
多様性重視の採用方針
近年は「多様なバックグラウンドこそが組織を強くする」という観点から、異業種からのチャレンジを歓迎するファームが増えています。実際に、未経験者を積極的に採用する戦略ファームも出てきています。
弊社実績から見える
「未経験からのコンサル転職」のリアル
コンサル転職者の経験割合

年齢層の分布

弊社の支援実績全体の8割以上が20代〜30代前半。未経験者でもこの層ならチャンスは十分です。
年齢が高くても可能性はゼロではない
40代以上の場合は難易度が高くなりますが、専門性によっては内定実績があります。
- SIer出身でプロジェクトマネージャー経験あり
- 業界横断プロジェクトの統括経験
- 事業会社での経営企画/財務戦略経験
コンサルが未経験者に期待する"ポテンシャル"とは?
未経験者の中途採用において、コンサルティングファーム各社が重視しているのは、経験ではなくポテンシャル(将来の伸びしろ)です。
選考では、次のような"素養"や"姿勢"が見られています。
コンサルが重視する3つの要素
論理的思考力(ロジカルシンキング + ファクトベース思考)
複雑な課題を構造的に整理し、因果関係や優先順位を踏まえて結論を導く力。
さらに、感覚や経験ではなく「客観的なデータや事実=ファクト」に基づいて考える姿勢が求められます。
例:自分の経験ではなく、数値や根拠をもとに仮説を構築/提案する
面接では「なぜそう考えたのか?」「その根拠は?」と深掘りされます。
コミュニケーション力
クライアントや社内の多様な関係者と信頼関係を築き、意図をくみ取って本質的な課題を引き出す力。
単なる"会話の上手さ"ではなく、傾聴・論点整理・納得感のある伝え方が求められます。
例:相手の話を正確に受け止め、論理的に構造化して返す対話
会議や面談で「論点が整理されていて話が分かりやすい」と思わせられるかがポイント
向上心・成長意欲・主体性(=マインドセット)
未経験からでも成長していくには、自ら学び、考え、動く姿勢=マインドセットが欠かせません。
コンサルは日々変化する課題に向き合う仕事。新しい情報を素早く吸収し、仮説を立てて試行錯誤できる人ほど伸びます。
例:「現状に満足しない」「できないことを自分ごととして乗り越えようとする」
面接では「困難な状況をどう乗り越えたか」「自主的に動いた経験」が問われることもあります。
補足:どれも"特別な才能"ではない
これらの素養は、特別な才能ではなく習慣や姿勢で磨けるものです。未経験者の選考では「完璧さ」よりも「伸びる兆し」があるかを重視されます。
実際に、どんな人が未経験からコンサルに転職しているのか?
「自分と同じような人が本当にコンサルに転職できているのか?」
多くの方が気になるポイントですが、実際にはさまざまな業界・職種からの転職成功例があります。
出身業界・職種別の代表例
SIer・IT企業出身 → ITコンサル/業務改善コンサル
・システム開発・運用の経験を活かして、IT構想策定やPMO支援へ
・技術 × 論理性で高評価を得やすく、最もポピュラーなキャリアチェンジの一つ
金融業界出身(銀行・証券・保険) → 戦略/業務/リスクコンサル
・法人営業や審査、リスク管理の経験を活かし、金融機関向けコンサルに
・数値感覚・構造的な思考が評価される
メーカー・商社出身 → SCM/業務改革/DXコンサル
・生産管理・営業・調達などの現場経験を、クライアントの改革プロジェクトに応用
・プロジェクト推進力や現場理解が武器に
公共系・官公庁出身 → パブリックコンサル/ガバナンス支援
・地方自治体や国の制度・調査業務の経験から、公共政策領域に転身する例も
~成功事例~
27歳 大手小売 営業 → 総合コンサルファーム
26歳 大手物流 企画 → 総合コンサルファーム
27歳 メガバンク 法人営業 → 総合コンサルファーム
26歳 SIer SE → Big4 FAS デジタル
28歳 大手メーカー マーケ → Big4 FAS マーケ
28歳 公務員 - → Big4コンサル パブリック
未経験から内定を勝ち取るための選考対策
未経験からコンサルを目指す場合、どこで差がつくか?──
答えは、選考対策の「深さと方向性」です。
ここでは、選考の流れに沿って押さえておくべき本質的なポイントをご紹介します。
書類選考:まず見られるのは「一貫性と論理性」
志望動機が「何となく興味があるから」では、コンサルファームには伝わりません。
また、職務経歴も単なる職務の羅列ではなく、「何を考えて、どう改善したか」という構造が大切です。
※書類の添削・アドバイスも行っていますが、あくまで全体の準備の一部。本番はこの後です。
Webテスト:意外と"足切り"されやすい関門
コンサルファームでは、SPI・GAB・TG-WebなどのWebテストが多く導入されています。特にGAB形式(計数・論理)では、
- ・問題の難易度が高い
- ・制限時間が極端に短い
- ・数値処理の正確さとスピードの両立が求められる
といった特徴があります。
準備せずに臨むと、面接すら受けられないまま不合格になるケースもあります。
未経験だからこそ、Webテスト対策は"突破の第一歩"です。
面接・ケース面接:すべてを決める"山場"
コンサルの面接は、他業界とは明らかに異なります。
一般面接では:
- 「なぜコンサルか?」に対する深い掘り下げ
- 「具体的にどんな価値を発揮できるか?」という実行力の説明
ケース面接では:
- 与えられたテーマを論理的に整理し、構造化 → 仮説立案 → 提案
- 「あなたなら、どう考えるか?」をその場で問われます
例:売上が低下している小売企業の課題をどう分析し、改善提案をするか?
論理力だけでなく、「初見の問いに冷静に向き合えるか」「対話で仮説を組み立てられるか」が見られています。
対策:準備の量が、未来を変える
書類選考・Webテスト・面接──
すべては、未経験だからこそ「入念な準備」がカギを握ります。
当社では、志望動機や職務経歴書の壁打ちから、Webテスト対策、ケース面接の練習、本番面接のフォローまで、 コンサル転職に特化したサポートを一貫してご提供しています。
単に情報を提供するのではなく、書類選考から内定獲得まで、必要な準備をプロが丁寧に伴走します。 実際に、未経験からコンサル業界への挑戦者のうち、80%以上が内定を獲得しています。
正しい準備を積めば、経験に関係なくチャンスを掴める――
それが、私たちの支援実績です。
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